人は愛がなければこの世に存在できません
娘を出産してまず思ったこと、それは
(なぜこんなにも抱っこが好きなのでしょう)
ということです。
基本的に新生児のお世話というのは授乳、おむつ替え、沐浴なのですが、その間にあやすということが入ります。
あやす際はたいてい抱っこです。
特に新生児の間は抱っこをすれば大抵の場合は泣き止んでくれて、おっぱいを飲み眠ってくれます。
今からおよそ800年前にこんな実験がありました。
ミルクやお風呂には入れても、話しかけたり抱っこしないと亡くなってしまうというのはどういうことでしょうか。
赤ちゃんが抱っこを求めるのは、赤ちゃんにとって一番わかりやすく愛情を感じるスキンシップだからではないでしょうか。
それらの愛情のスキンシップがなければ、命を維持できないのです。
人はこの世に誕生するための過程から人生を通して、愛がなければ存在できません。
その命を誕生させるまでに至る過程からです。
まず、男女が愛を持った行いで生命が誕生します。
妊娠中も母親はお腹の中の赤ちゃんに愛情を注ぎます。
カフェインやお酒、タバコは経たなければなりませんし、薬も気軽に飲めませんから全ての病気にかからないよう気を使います。
体重増加も穏やかになるように、交通事故に遭わないように、妊娠中毒症にならないように…あげるとキリがないくらいに、母になった女性はお腹の子を思いやり生活します。
そして出産し、赤ちゃんのお世話が始まったら、ありとあらゆる愛を持ってお世話をしていくのです。
私は実際に娘をお世話していて、小さな赤ちゃんが教えられてもいないのにたくさんの愛情を求めることに驚きましたし、800年前の実験の結果からも人にとっての愛という存在について考えさせられました。
キリスト様は、
【お互いに愛し合いなさい】
と教えてくださいました。
キリスト教は、一言でいうなれば愛の宗教です。
私は人生で何が大事かというと、何を置いても【愛】だと断言できます。
何に対しても愛を持って行うことが大事だと思います。
行動に愛が伴っていないとこの世の全てのものは虚しいのです。
マザーテレサもおっしゃっています。
【大切なのは、どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心(愛)をこめたかです】
私たちは今一度人生における愛について考えるべきかもしれませんね。